こんにちは、さいとうです。
実は今、ビットコイン周りがめちゃくちゃ盛り上がり使われています。その証拠に、ここ最近はビットコイン手数料が高騰しまくり。
そのトレンドの火付け役となるのが、『BRC-20』というモノです。カンタンにいうと、ビットコイン⇒イーサリアム化計画が進んでいます。
そこで今回は、そんな【ビットコインの最新事情】をお届けしたいと思います。
なぜビットコインが盛り上がるのか?
人気の『BRC-20』とは?
一体なにがすごいのか?
という謎に迫っていきましょう〜
〜目次〜
ビットコインの歴史
重要アップデート2つ
ビットコイン盛り上げる『BRC-20』とは?
その他最新のプロジェクト
考えられるリスク
■ ビットコインの歴史
「なぜ今、ビットコインが盛り上がるのか??」
それは、ビットコインに今まであった問題が解決されようとしているからです。
ビットコインの問題は、以下の通り。
主に決済のみに使われる⇒拡張性の低さ
処理が毎秒7回ほど(VISA決済は、毎秒数千~数万回ほど)⇒処理スピードの低さ
つまり、用途が狭い&遅くて使いづらいよね〜という問題。
なので、
イーサリアムなどのレイヤー1=別道
Lightningなどのサイドチェーン=側道
「レイヤー2やサイドチェーンについてもっと詳しく!」という方は、こちらの無料メルマガもどうぞ。
上記のようなものを作り、ビットコインの問題を解決すべく取り組みがされてきました。
ただし...ビットコインは超強力なセキュリティを持つのが強み(PoW運用)。絶対地震で倒れないけど、すご〜い使いづらい道路だよねって状態。
そこをなんとか利用しつつ、使いやすさもアップできないか?というのが長年の悩みでした。
■ 重要アップデート2つ
そこで、直近で2つのアップデートが実装!
Segwit(セグウィット)
Taproot(タップルート)
1つずつ解説↓↓
□ Segwit(セグウィット)
まずコチラは、ビットコインデータを圧縮できるようにするアップデート。カンタンにいうと、乗せるが軽くなる方法といったイメージですね。
このアップデートで、ビットコイン処理がサクサクになりました!
□ Taproot(タップルート)
コチラは、データをさらにサクサク・プライバシー強化してくれるようなアップデートです。
Segwitでデータ圧縮できるようになり、Taprootでプライバシー強化できるようになった感じですね。
こういったアップデートを通して、ビットコイン開発の可能性がググッと広がりました。
■ ビットコイン盛り上げる『BRC-20』とは?
そこで、ビットコイン上にトークン発行できるようにする「Ordinals」というプロジェクトが誕生(23年3月頃)。
トークンやNFTは、イーサリアムの「ERC-20」にちなんで『BRC-20』と名付けられました。
仕組みとしては、satoshiというビットコインの最小単位(1 / 1億 BTC)に画像やデータを乗せることで、ビットコイン上にトークンが乗せられるようになります。
カンタンにいうと、ファイルに書類がギッシリ詰まってるように見えるけど、ちょっとある隙間にデータ書き込んだ書類を挟み込むイメージ。
それにより、ビットコイン上にトークン発行がOKに!
その結果今......
・1万個以上の『BRC-20』トークンが発行される
↓↓
・取引量が活発化し、時価総額10億ドル超えする事態
↓↓
・ビットコイン手数料が高騰する
先日のミームコイン「PEPE」のトレンドも相まって、めちゃくちゃ盛り上がりを見せています。
すでに『BRC-20』を保管できるウォレットも登場してるので、コチラでシェアしておきますね。
>> 詳細はコチラ
ただし現状、「Ordinals」はトークン発行以上の活用法がない状態。イーサリアムのように、DeFiとかで交換したりできません。
そこで、その他面白いプロジェクトも出てるので次で紹介していきますね。
■ その他最新のプロジェクト
その他プロジェクトは、以下の2つ。
Trustless computer
Iron Fish
1つずつチェックします↓↓
□ Trustless Computer
ビットコイン版DEXを作る仕組み
ビットコイン上に銀行(DEX)作れるようになる
「Smart BRC-20」というトークン発行OK
イーサリアムのように、ビットコイン上でもDeFiを作っちゃおう!という取り組み。
すでに、ビットコイン版Uniswap『Trustless Market』も誕生していて注目です。
ただし、Ordinalsの『BRC-20』とTrustless Computerの「Smart BRC-20」は別物なのでそこは注意。
>> 詳細はコチラ
□ Iron Fish
ビットコインキラー目指すチェーン
ビットコインと同じ〝PoW〟運用採用
有名ファンドa16zなどから30億円調達
こっちは、今どきでは珍しいPoW運用を採用し、トレンドのゼロ知識証明も取り入れるレイヤー1チェーンです。ビットコイン〝自体〟よりかは、ビットコイン〝より〟も拡張性広げるチェーンの1つ。
こういったビットコインキラーとなるチェーンの誕生も楽しみですね。
>> 詳細はコチラ
■ 考えられるリスク
とはいえ現状、利用が限定的であったり、詐欺が大流行する可能性も否めません。
先ほど、『BRC-20』は1万個以上発行されると言いましたが、その全てがちゃんとしたものか?なんて分かりません。
むしろ、ほとんどがネタ&詐欺コインと考えてもいいでしょう(創立当初のイーサリアムのような感じ)。
なので、今後注意も必要です。
■ まとめ
今回は、ビットコインを盛り上げる『BRC-20』について見てきました。内容をまとめると、以下の通り。
ビットコインには昔からスピード・拡張性の低さが問題点
ビットコイン系トークン『BRC-20』の登場で手数料高騰
『BRC-20』=Ordinalsによって実現するビットコイン上トークン
他にもDEX作ったり、ビットコインキラーが生まれる
ただし、まだまだ立ち上げ段階で詐欺やバグのリスク注意
この流れを見ると、ビットコイン⇒イーサリアム化計画は着々と進み、イーサリアムがトークン⇒DeFi⇒NFT⇒...と盛り上がってきたように、ビットコインも同じようなトレンドをたどる可能性もあるかも??
まだまだ王者ビットコインから、目が離せないですね〜
また、こちらの『BRC-20』解説記事もめちゃくちゃわかりやすかったので、残しておきますね。
>> BRC-20とは?ビットコインのトークン規格の特徴や購入方法を解説
ではまた!