こんにちは、さいとうです。
DeFi『Frax Finance』はご存知ですか??
『Frax Finance』は、主に〝リキッドステーキング系〟で知られ、預かり資産もDeFi全体の10位前後に位置する有名DeFiです。
リキッドステーキングは、本メルマガでもたびたび登場する注目のDeFiトレンドですね。
>> 過去記事はコチラ
なので、当然ぼくも以下のように考えてました。
『Frax Finance』もETH増やす場所っしょ??
パンでたとえると、「どーせこのメロンパンも、他とそんな変わりないっしょ!」くらいに考えて食べてない状態。
ただし調べてみたら、その考えが甘かったことに気付かされました。。。
その中身は、あまりに奥が深すぎたんです!!!
メロンパンがあまりに美味すぎて、感動で思わず声が漏れちゃいましたよw
今回は、そんな『Frax Finance』への感動をお届けできばなと。
メロンパンのようにちょいカロリー高い記事ですが、ブクマでもしながらゆったり読了ください〜!
🔽今回の内容
『Frax Finance』とは?
『Frax Finance』はここがすごい!
今後の展開
■『Frax Finance』とは?
『Frax Finance』とは、主にETHを投資して増やしてくれる銀行(DeFi)です。
利回りは、5〜6%ほど。
しかも〝リキッドステーキング系〟なので、ETHを投資するとレシート(証明書)がもらえ、それを他DeFiで運用もできます。
そんなETHホルダーにとって、ありがたい銀行です。
ただしリキッドステーキング系というと、LidoやRocket Poolが有名所。
そことどう違うのか?見ていきましょ〜
■『Frax Finance』はここがすごい!
『Frax Finance』のすごい点を挙げると、以下の3つです。
3種のステーブルコイン発行
独自アプリケーション開発
トークン活用も期待
1つずつ見ていきますね↓↓
□ 3種のステーブルコイン発行
まずは『Frax Finance』は、以下の3つのコインを発行しています。
$FRAX
$FPI
$frxETH
✅ $FRAX
ドルの価値に連動したコイン
USDC担保に発行される仮想通貨担保型
預入されたUSDCは運用/収益源となる
〝仮想通貨担保型〟なので、「MakerDAO」の $DAI のようなステーブルコインですね。
ただし $FRAX の場合は、USDC(ステーブルコイン)と1:1で発行され、価値が裏付けされます。
※ $DAI の場合は、ETHや米国債など幅広い裏付け資産に対応
そしてそのUSDCは、「Convex」や「Yearn」などのDeFiで運用され、Fraxユーザーに分配される仕組みです。
ドルを貸し出す銀行的な役割をしてますね。
✅ $FPI
アメリカのインフレ率(CPI)に連動したコイン
FRAX担保に発行されるステーブルコイン
Curveで運用/利回りで価値を保つ
アメリカのインフレ率に連動した珍しいステーブルコインです。
先ほどのFRAXを担保に発行できます。
ただしインフレ率は変動するので、価値の調整が必要です。
そこで $FPI は、「Curve」などのDeFiで運用し、その利回りを売買することで価値をキープします。
むずかしい解説は、以下図解をどうぞ!w
✅ $frxETH
ETHの価値に連動したコイン
ETHを預けて、1:1で発行できる
預けられたETHは、ステーキングされる
また、ETHの価値に連動したステーブルコインも発行しています( $wETH のような感じ)。
ユーザーはETHを担保に、 $frxETH を発行します。
なぜ $frxETH が必要なのか?
それは、ふつうのETHよりお金周りがグッと良くなるから。
ETH⇒ $frxETH に変えておくと、
$ETH / $frxETH で預けて運用
$sfrxETH に交換して運用(リキッドステーキング)
...などふつうのETH持ってるよりも、幅広い&効率的な運用ができるようになるわけです。
そんな効率的&使い勝手のよいステーブルも発行しています。
□ 独自アプリケーション開発
ここまででも十分すごいのですが、さらに以下のような〝独自アプリ〟も開発・提供しています。
FraxSwap
FraxLend
FraxFerry
1つずつ見ていきますね↓↓
✅ FraxSwap
これは、仮想通貨同士を交換(スワップ)する場所。
まさに、〝Frax版Uniswap〟!
ゲームセンターに入って、そこ専用のメダル両替機があるようなイメージ。
そんな感じで、ここでは主にFrax系トークンのやり取りに使われます。
✅ FraxLend
コチラは、仮想通貨の貸し借り(レンディング)をする〝Frax版Aave〟!
仮想通貨を担保に、ステーブルコイン $FRAX の借入に使われます。
自社のコインを貸し出すので金利もかなり低く、気軽に借入できるようになってますね。
✅ FraxFerry
これは、仮想通貨を違うチェーンに移す(ブリッジ)サービスです。
イーサリアム⇒アービトラム(レイヤー2)にお金を移したりできます。
いわゆるブリッジ=架け橋ですね。
□ トークン活用も期待]
最後に、独自トークン $FXS も発行しています。
シンプルに自社株的な役目がありますので、『Fraxの成長に賭けたい!』という方は価値の上昇にベットできます。
また $FXS をステーキング(一定期間ロック)すると、 $veFXS というトークンが貯められます。
$veFXS =貢献ポイント・クーポン
のようなものなので、投票に参加できたり、さらにステーキングしてFraxから収益を分けてもらうこともできます。
そんな幅広い使い方ができるトークンも発行してます。
■ 今後の展開
こんなステーブル発行/独自アプリ/独自トークンと魅力満載な『Frax Finance』ですが、まだまだ今後の予定も控えています。
独自チェーン:Frax Chain
ステーブルアプデ:frxETH V2
1つずつ見ていきますね↓↓
□ 独自チェーン:Frax Chain
イーサリアムのレイヤー2=脇道
OPロールアップとZKロールアップ使用
ガストークンは $frxETH が使われる
Frax版ETH(独自トークン)をガス代として回すことで、イーサリアム処理を緩和させる取り組みは面白いですね。
>> 参考はコチラ
□ ステーブルアプデ: $frxETH V2
$frxETH (ステーブル)のアップデート版
バリデータ(=ETH投資する人)の分散化できる
リキッドステーキングの効率化&利回りアップの可能性
Fraxのリキッドステーキングは、他よりも利回りが高いです。それをさらに高くなるのは、かなり人気のトークンとなりそうですね。
>> 参考はコチラ
■ まとめ
今回は、DeFi『Frax Finance』の魅力に迫ってきました。
『Frax』というブランド内で、すべてのアプリや仕組みを回そうとしてます。
ぼくらかふだん使っている銀行が、独自コイン(FRAXとか)も作るし、専用ATM(アプリ)も作るし、なんなら店舗が立つ道路(レイヤー2)も作っちゃう感じ。
ヤバくないですか???
すべてが揃う盛り合わせDeFi『Frax Finance』が、大ブランドに成長するのが楽しみですね。
ではまた〜!