こんにちは、さいとうです。
今回は、先日Uniswapが発表した新バージョン『Uniswap V4』についてシェアします。
『Uniswap V4』はどこが変わる?
むずかしい言葉なしで教えて!
これからDeFi界はどうなる?
こんなこと考えてる方向け。
ハッキリ言って、『Uniswap V4』はDEX界に革命起こそうとしています。
なぜなら『Uniswap V4』は、DEXを動かすためのコード(命令文)です。つまり、脳みそです。
今あなたが本メルマガ読めているのも、ふだんご飯食べられているのも、すべて脳からの命令のおかげのはず。
『V4』はそんなDEXの手や足を動かす司令塔を提供し、未来を作るといっても過言ではありません。
そんな未来を作ってくれる『V4』は、どんなことを実現してくれるか??ここでのぞいていきましょ〜
〜目次〜
これまでのUniswap
『Uniswap V4』とは?
『Uniswap V4』が作る未来
■ これまでのUniswap
『V4』の内容を見ていく前に、過去〜最近までのUniswapの動きを振り返っておきましょう!
ここ知っておくと、「なぜV4を発表したのか?」が見えてくるからです。
(あ、そんなのいらねぇ!って方は次に読み飛ばしてくださいw)
□ DEX界の革命児
Uniswapは、常にDEX界に革命を起こし続けています。
なぜなら、DEXを動かすコード(命令文)において革新的なモノを発表し続けているから。
「Code is Law(コードは法律だ)」と言われるように、「コード=DEXの脳みそ」です。
このコードにおいて、Uniswapは革新的なモノを提供し続けています。
V1⇒「自動取引(AMM)」というDEX取引の基礎を提案
V2⇒「ガバナンストークン配布」というDEX運営を提案
V3⇒「集中流動性」というDEXの資金効率性を提案
「DEXの脳みそにこのチップ埋め込むと良くなるよ〜」と言う提案をし続けています。
つまり、DEX界のアダムとイヴ。
これまでもバンバン革命起こしてきたUniswapが、『V4』でまたまた革命起こしにきます!
□ コインだけじゃなくNFTも!
また、仮想通貨だけでなくNFTの取り扱いしてるのご存知でした??
去年22年12月に、「NFTアグリゲータ機能」を発表。
より良い価格でNFT取引できる場所を探してくれる「NFT版価格ドットコム」のような機能。
これによって、複数の場所をまたかずにNFT取引できたり、手数料を15%ほど安くできるとのデータも。
「世界大手の銀行がモナリザも展示スタート!」くらいのビックニュースなんです。
□ クリプトの体験を変える
なんとUniswapは、「Uniswap wallet」というウォレットサービスまで提供しています。
Appleの申請も通り、先日iOS版でも利用もOKに。
このウォレットがすごいのは、シードフレーズをiCloudに暗号化&バックアップしてくれるんです!
もちろん既存のクリプト民は、「iCloud管理怖い...」と感じるかも。
ただ一般ユーザーからすると、シードフレーズの管理なんてうっとおしいです。それがあるから、DEX利用も遠ざかる。
そんなユーザー体験の悪さを改善していく取り組みも、Uniswapはしてるんです!
開発者支援
クリエイター支援
ユーザー支援
この3つをしてるのが、DeFi「Uniswap」。すごくないですか??
■『Uniswap V4』とは?
新たに『Uniswap V4』という新バージョンを発表。
今回の『V4』の大きな特徴は、カスタマイズ性&ガス代効率は良さ。つまり、DEXの柔軟さと安さです。
「それをどう実現するか?」見ていきましょう〜
□ 柔軟さと安さを提供
『V4』を支えるのは、以下の4つの機能です。
フック
シングルトン
フラッシュ会計
ネイティブETH
1つずつ見ていきますね。
✅ フック
これは、取引のカスタマイズがしやすくなる機能です。
今までは、命令の型がある程度決まっていて、各DEXはある程度その型通りに作っていく必要がありました。
これが『V4』のフックを使うと、
指値注文:好きな価格で交換
TWAP:時間ずらして徐々に交換
範囲外に提供されお金を他DeFiで運用
こういった機能が付けられるようになります。
まるで、粘土みたいに自由な取引カスタマイズ可能になりますね。
✅ シングルトン
こちらは、コントラクト(処理)のおまとめしてガス代安くなる機能。
スワップ(交換)するときなど、処理を1つにまとめて書き込んでくれます。
たとえば、ETH⇒USDTに交換する場合。今までは、①ETHを預入する⇒②USDTを取り出すという2工程がバラバラのコントラクトに処理されるカタチ。
これだと、二重のガス代がかかります。
これがシングルトンでまとめられることで、二度手間消えガス代がめっちゃ安くなります!
✅ フラッシュ会計
これは、スワップをシンプルにしてくれる機能。
先ほどと同じように、ETH⇒USDTに交換するとしましょう。
今までは、一回通貨が外部に取り出し⇒交換される⇒処理戻ってくるカタチでした。
これが『V4』のフラッシュ会計で、すべてDEX内で取引が実行されるように!
これにより、手間・手数料が下がって、取引の柔軟性がアップします。
✅ ネイティブETH
また『V4』からは、ネイティブ $ETH をサポートします。
今までは、 $ETH ⇒ $WETH にラップして利用する必要がありました。
『V4』 がネイティブ $ETH 対応することで、 $ETH ⇒ $WETH にする手間減って、ガス代安くなりますね。
□ いつから使える?
『Uniswap V4』は、今すぐローンチ!というわけではありません。
今後徐々にセキュリティ面など考慮しながら、ゆっくりローンチする予定。
ライセンスも4年間あり(V3のときは2年間)、だれでも利用できるようになるまでじっくり育てていくイメージ。
ぼくらユーザーは、ゆったり寝ながら構えられそうです。w
■『Uniswap V4』が作る未来
『Uniswap V4』は、多くのDEXを動かす基盤となり、DEX界の歴史をまた作っていくでしょう。
先日「Uniswap V3(以前のバージョン)」のライセンスが切れ、だれでも利用OKになりました。
すると、その前後で「V3」を参考にしアップデートをするDEXが続々と登場。
その中で有名だったのは、「PancakeSwap」と「Trader JOE」。
「PancakeSwap V3」や「Trader JOE Liquidity Book」は、どちらもV3の強み=集中流動性を採用しています。どちらもUniswapを意識してますよね。
>>「PancakeSwap V3」についてはコチラ
このように『Uniswap V4』は、4年じっくり時間をかけ育てながら、DEXのカスタム性&ガス効率性アップに貢献しそうですね。
■ まとめ
今回は、Uniswapの新バージョン『Uniswap V4』についてみてきました。
Uniswapが新たに作るDEX界の未来が楽しみですね。
とにかく、早く使ってみたい!w
ではまた〜