こんにちは、さいとうです。
今回は、前回に引き続き『イーサリアムが抱える爆弾』についてシェアしていきます。
前回では、イーサリアムが抱える問題を洗い出してきました。
今回は、その抱えた問題解決に向けた動きを解説します。
つまり、「どーやって爆弾処理していくのか?」の部分。
ここ抑えてることは、イーサリアムの未来知ることにつながります。
いつもと同様、なるべく噛み砕きながらお届けするので、ぜひ参考にしてみてください。
それでは今回もいってみましょ〜!
🔽今回の内容
イーサリアムが抱える爆弾(←前回号)
解決への糸口はあるのか?
👇前回記事はコチラ
■ イーサリアムが抱える爆弾(おさらい)
イーサリアムが抱える問題をおさらいしておくと、以下の3つがありましたね。
快適性の低さ
ステーク先の集中化
イーサ系システムの複雑化
要約すると↓↓
・快適性⇒遅いし、コストもかかる道路 ・分散性⇒セキュリティの支え役が集中している ・複雑性⇒ジェンガのようにリスクが積み重なっている
つまり、コレが爆弾の状態。
ここに対して、さまざまな解決策が考えられています。
次章では、それらを紹介していきますね。
■ 解決への糸口はあるのか?
爆弾に対して、イーサリアムが取り組む解決策は以下の通りです。
快適性⇒シャーディングの実装
分散性⇒新しいステーク技術の実装
複雑性⇒セキュリティ強める取り組み
1つずつ見ていきます↓↓
□ 快適性
まずは、スイスイ快適な道路環境の実現です。
そのために考えられているのは、『シャーディング(チェーン分割)』の実装。
カンタンにいうと、イーサリアム上に車線を追加するモノ。
道路でも、1車線よりも2〜3車線の方が道路環境はスイスイになりますよね?
そんな感じで、イーサリアムも車線を分け、サクサクな環境を実現しようとしています。
直近では、「Dencun(デンクン)」というアップデートを予定。
注目ポイントは、イーサリアム上にデータ保存・検索できる箱が用意する「EIP-4844」という技術。
イーサリアムにかかる負荷を減らします。
これにより、レイヤー2のガス代も1 / 50~1 / 100になると期待されます。
以前のメルマガでも、Dencunがもたらすレイヤー2トレンドについて触れました。
アプデなど通して、イーサリアムは、サクサク快適な道路を目指して進んでいるわけです。
□ 分散性
続いて、力の分散化にも動いています。
イーサリアムは、ぼくら投資家がステーキングすることで支えられています。
ただし現状、ステーキング元は『Lido(=DeFi)』経由がほとんど。
ステーキング市場の分散化が望まれます。
そこで、『分散型ステーキング技術(DVT)』が登場。
カンタンにいうと、ステーキング元をDeFi⇒DAOやグループへの分散しようという技術。
今までは組織や企業などに任せきりだったけど、これからは組合や連合などみんなで支えていこうという感じですね。
また「リキッドステーキング」のように、少額からでも分散型ステーキングに参加できる『スクワッドステーキング』という方法も出てきています。
このような取り組みを採用することで、イーサリアムの力の分散を進めているわけです。
□ 複雑性
最後に、複雑化を解消しようという取り組みもあります。
前回の『Shapella』というアップデートは、そのための取り組みの1つ。
『Shapella』によって、ステークした $ETH の引き出しがOKになりました(それ以前は預入のみ、引き出しNGだった)。
Shapellaについては、過去記事でもまとめてます。参考にどうぞ!
現状、イーサリアムへのETH投資量は全体に対して20%ほど。
他チェーンと比べると、圧倒的に少ないんです。
$ETH ステーキングを促進し、セキュリティ強めることにつなげます。
また、イーサリアム創業者ヴィタリック氏は、ステーキングの仕組みの改善も提案。
$ETH の預け元(バリデータ)が預け先(ノード)を選べるようにすることや、預け先(ノード)が一度に刻める処理数を減らすことなど、
イーサリアムを支える柱の太さを均一にします。
こういったイーサリアムシステムを根本から変えることで、イーサリアムをより信頼できるチェーンへと育てていきます。
■ まとめ
メルマガ2回分を通して、『イーサリアムが抱える爆弾』を解説してきました。
これからのクリプト成長には、イーサリアムは欠かせない基盤です。
ここの爆弾が処理されれば、クリプト全体の環境改善にもつながります。
だれも爆弾が仕込まれた部屋にいるなんて、イヤですからねw
今後も進展ありましたら、本メルマガでもシェアしていきますね~
📔編集長コラム
最近つくづく思うのが、仮想通貨学ぶなら『言語化力』は必須だなということ。
つまり、
「どんな有益情報持ってくるか?」じゃなく、 「どんな受け取り方するか?」です。
仮想通貨の情報は、専門用語、カタカナ、英語の羅列。。。
そんな情報そのまま読んでたら、いつになっても吸収できませんw
読んで、 噛み砕いて、 自分ごとにする。
これができて初めて、勉強したに入るかなと。
専門用語並べて説明するようじゃ、まだまだ甘いなと。
今後も本メルマガの編集長として、『言語化力』をピカピカに磨いてまいりますね!
ではまた〜