こんにちは、さいとうです。
今回は、『イーサリアム3.0』実現に向けた新提案を特集します。
先日、クリプト開発者向けの集会「Devcon2024」がバンコクで開催。
イーサリアム開発者の重鎮たちも集結。あのイーサリアム創業者ヴィタリックさんも参加&登壇した会でした。
その集会の中で、とあるイーサリアム開発者の方が講演。『イーサリアム3.0』実現に向けた新たなアップデート提案を公開しました。
イーサリアムのアプデ提案は、これまでも色々出てきました。...が今回の提案は、それらを丸っとまとめたものになってました。
💭 一体どんな提案だったのか???
ちょいとテックな内容ですが、クリプト界の中心=イーサリアムに起こることを抑えておくことは超重要。
いつも通り噛み砕きつつ、サクッとのぞいていきます。
それでは今回も行ってみましょ〜!
🔽お品書き
イーサリアムの歴史
新提案の概要
新提案のポイント3つ
今後の展開
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■ イーサリアムの歴史
イーサリアムはこれまで、ザックリ以下のような歴史を辿ってきました。
イーサリアム1.0
イーサリアム2.0
イーサリアム2.0〜
1つずつ見ていきます👇
> イーサリアム1.0
2013年にヴィタリック・ブテリンさん(当時19歳w)が考案&誕生
マイニングでガツガツ動かすプルーフ・オブ・ワーク(PoW)運用
ただし、環境負荷や分散性に問題を抱えていた
> イーサリアム2.0
2022年に「The Merge」というアプデを完了
PoW→プルーフ・オブ・ステーク(PoS)運用に切替
ステーキングでネットワークを支える仕組みに変更された
> イーサリアム2.0〜
その後も、何度かアップデートや改良を行ってきた
2023年「Shapella(シャペラ)」=ステーキングが身軽になるアプデ
2024年「Dencun(デンクン)」=レイヤー2ガス代が激安になるアプデ
イーサリアムをより良いものにするため、数々の改良が加えられてきました。
■ 新提案の概要
新提案=イーサリアムのコンセンサスレイヤーの改造計画
コンセンサスレイヤー=PoSブロックチェーンの保護層(レイヤー)
「現:Beacon Chain」→「新:Beam Chain」へ再設計を提案
ただ、イーサリアムの現コンセンサスレイヤー「Beacon Chain」は、2020年に登場→2022年に統合(アプデ:The Marge)されたモノ。
つまり、約5年ほど放置状態。
こんだけグルグル変化するクリプト業界で「5年」は、浦島太郎状態になるには十二分な時間ですよねw
今回の新提案は、そんな古い角層に溜まった「膿」出し&ターンオーバー促そう!というモノになってます。
■ 新提案のポイント3つ
そして今回の提案のポイントは、以下のようになってます。
ブロック生成の爆速化
ステーキングの分散化
処理のプライバシー保護
1つずつ見ていきます👇
> ブロック生成の爆速化
ブロックチェーンの追加頻度や容量の増加を実施。
ブロックの生成時間は、約12秒→4秒にまで短縮。
ブロックの確定時間も、約15分→大幅に削減可能。
> ステーキングの分散化
最低ステーキング量を、32ETH → 1ETHまで削減か?
ネットワークにより多くのバリデータ参加OKになる。
結果、ネットワークがより分散的に運営できるようになる。
> 処理のプライバシー保護
「ゼロ知識証明」をイーサリアムに導入を提案。
情報は開示せず、信頼性を証明できるようになる。
プライバシー保護&セキュリティ強化が期待できる。
■ 今後の展開
イーサリアムは今後も、快適性、分散性、セキュリティの3つを叶えるべく、どんどんと進んでいく予定です。
人間でいえば、運動神経 / 学力 / 容姿をカンペキにするようなものw
そのために、普通の道路が🛵|🚗|🚚で分けられているように、「チェーン役割分割=シャーディング」なども検討中。
王者が、どんどん膿出し→ターンオーバー促進されていくのを、ゆったりと見守りたいですね。
🔽 まとめ・要約
バンコクのDevcon2024で、イーサリアム開発者が「イーサリアム3.0」に向けた新アップデート提案を発表。
ブロック生成の爆速化、ステーキング量の削減、ゼロ知識証明の導入を提案した。
イーサリアムの快適性・分散性・セキュリティの向上を目指す。
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