こんにちは、さいとうです。
超大手&古参DeFiである『Curve Finance』がハッキングされ、業界に激震が走っていますね。
被害額は、60億円ほど(執筆時点)。
みなさんのお金大丈夫でした、、、??
もちろん、DeFi界にとっては大事件。
ですがぼくは、この事件を「DeFi界にとってチャンスなのでは?」と考えています。
そもそもCurveでなにあった??
今後なにに気をつけるべきか??
なんでチャンスになるのか??
...と今回は、『Curveハッキングがもたらす好影響』といった少し切り口を変えて話していきますね。
それではいってみましょ〜!
🔽今回の内容
『Curve』ハッキングの概要
なぜチャンスなのか??
次に盛り上がる領域
■『Curveハッキング』の概要
今回のハッキングが話題となっているのは、以下の理由が挙げられます。
Curve=超大手&古参であった
Curve周りが発展していた
基礎コードに穴があった
1つずつ見ていきます↓↓
□ Curve=超大手&古参であった
まず、超大手DeFiでハッキングがあったことが大きな話題を呼びました。
『Curve』は、ステーブルコインの扱い(交換や預入)に強いDeFi。預かり資産5,000億円ほどで、DeFiランキングでトップ10に入る超大手です。
食べ物ランキングでいうカレーライスのような所です。
そこからお金が盗まれ、「あのCurveでハッキング!?」と話題になってるわけですね。
□ Curve周りが発展していた
続いて、『Curve』に依存したプロジェクトが多々あったことも要因として考えられます。
『Curve』は、超古参で信頼あるDeFi。
なので、
ユーザーからお金預かる⇒Curveで運用⇒利回りをユーザーに還元
なんていうCurveに依存したプロジェクトもあるわけです。
そんなプロジェクトは、大元『Curve』がハッキングされ以下のような被害が出ています。
JPEG'd:損失額1,140万ドル
Alchemix:損失額1,360万ドル
Metronome:損失額160万ドル
農業でたとえると、『Curve=畑』から野菜を卸して売ってた所が、畑そのものが災害に遭い野菜の出荷できなくなったようなものです。
今後も被害は広がる可能性ありますね。
□ 基礎コードに穴があった
最後に、『Curve』を動かす〝基礎コード〟に穴があったことが話題となっています。
つまり、『Curve』の仕組み自体の問題でなく、命令を伝えるプログラミング言語に問題があったんです。
家作りでたとえると、組み立て方とか構造の問題でなく、木材など材料そのものに問題があった(腐ってるとか古いとか)ようなもの。
今回のハッキングは、「Vyper(ベイパー)」という言語で動いていたプールが狙われました。
なので、「Vyper」以外で動いていたプールは被害はないと言われています。
「そんなの防ぎようない!」とか「Vyper使って動くDeFiはすべて危ない!」とかで話題になってるわけです。
■ なぜチャンスなのか??
ただしぼく自身今回のハッキングは、DeFi界にとってチャンスと見ています。
なぜなら、今回の事件である意味『Curve』依存の状態から解放されたからです。
今までは、『Curve』が信頼され、使われ、多くのお金がロックされていた状態でした。
今回のハッキングを受け、100億円ほどのお金が抜けました。
つまり、『Curve』依存が見直され、お金が抜け、新たな領域にお金が入ってくるフェーズになるかと。
もちろん、DeFiの冬が来るという意見も否めません。
が個人的に今回のハッキングは、凝り固まっていた業界を動かす〝いいエッセンス〟になるのでは?と考えています。
新しい領域の成長に期待してるわけです。
■ 次に盛り上がる領域
では、次なるトレンドはどこか??
ここの答えとしてぼくは、『DeFi ×レイヤー2』の成長に期待しています。
なぜなら、〝市場自体が成長期・続々と大手DeFiが参入・年末にイーサリアムアップデート控える〟といった理由から。
2021年。レイヤー1(SolanaやAvalancheなど)でDeFiサマーが来ました。
2023〜2024年は、そんなトレンドがレイヤー2に来ることを期待してます。
今回の『Curve』ハッキングを受け、その成長を加速させるのではと睨んでいるんです。
楽しみですね。
詳しくは先日のメルマガでも解説しましたので、コチラも参考にどうぞ〜!
次のDeFiトレンドは『レイヤー2』で起きる理由3つ
こんにちは、さいとうです。 これを読んでくださってる方はおそらく、 次なるDeFiトレンドはどこか? を探してる方が多いはず。 そんな方向けに今回は、次期トレンドは『DeFi ×レイヤー2』になる理由3つをシェアします。 「ぼんやりレイヤー2知ってるけど特にチェックしてない」という方は、ぜひトレンド掴む1つの参考/気付きにしてみてください。 それではいってみましょ〜!
■ まとめ
今回は、『Curveハッキングがらもたらす好影響』について考えてきました。
地球内の水がぐるぐる回るように、お金も抜ければどこかに流れてます。
もちろん今回のCurveハッキングは、衝撃的な事件です。
ただこんなときだからこそ、だれも目をつけないような場所へ冒険に行くのはいかがでしょうか??
日進月歩な業界を楽しんでいきましょ〜!
ではまた〜!