こんにちは、さいとうです。
今回は、オプティミズムが発表した新装置『FPS』について解説します。
残念ながら...
今の仮想通貨界は、 まだなにも立ってない、 砂漠のような無法地帯です。
だから、なんでもし放題。
当然、詐欺や悪用の温床でもあります。
『FPS』の登場は、 そんな仮想通貨の環境を、 ガラッと変える重要な一歩です。
ここでは、『FPS』が作る未来をのぞいていきます。
それでは今回もいってみましょ〜!
🔽今回の内容
なぜ『FPS』が必要なのか?
『FPS』とは?
『FPS』で実現する未来
👇前回記事はコチラ
■ なぜ『FPS』が必要なのか?
今のオプティミズムでは、
善人と悪人⇒どちらも扱いが平等
という問題があります。
つまり、善意 / 悪意に限らず処理がチェーンに刻まれてしまっているんです。
なぜなら、処理実行のやり方に問題があるから。
レイヤー2は、イーサリアムの脇道。メイン通り(イーサリアム)の計算係です。
メイン通りで処理発生
レイヤー2へ逃して計算
メイン通りへ結果を送信・保存
これにより、交通渋滞を緩和して快適な道路環境を実現。
ただし、ブロックチェーンで大量発生する結果を、1つずつ確認するのは大変ですよね??
そこでレイヤー2は、この計算⇒実行の際に「ロールアップ」というまとめて処理の検証を行います。
カンタンにいうと、「ちゃんと計算できてるかな〜?」という確認作業です。
オプティミズムの場合、「OPロールアップ」を採用。
Optimistic(OP)=楽観的という意味。
「全部の取引は安全っしょ!(=計算能力を信頼)」という前提で結果を刻んでいきます。
おかげで、サクサク処理実行できます。
...が、 これだと悪人が善人に混ざり、 悪意ある処理を刻めちゃうんです。
つまり、ここを精査する門番が必要。
そこで、『FPS』の出番です。
ロールアップについて詳しく知りたい方向けに、無料メルマガもご用意。ぜひご一緒にどうぞ〜
>> 詳細はコチラ
■『FPS』とは?
『FPS』=Fault Proof Systemの略。
Fault⇒間違い Proof⇒証明 System⇒装置
つまり、レイヤー2版『ウソ発見器』です。
Fault Proof Program(FPP):証明ルール
Fault Proof Virtual Machine(FPVM):証明マシン
Dispute Game Protocol(論争ゲーム):正誤判定器
上記3つの技術を使いながら、「検証にウソはないかな〜?」と悪意ある取引を判定します。
検証に『FPS』を挟むことで、レイヤー2の治安がグッと改善されますね。
枕元のささやきはホントだったのか?を確認し、真実の愛のみ刻めるってことです。w
■『FPS』で実現する未来
『FPS』が実装されれば、レイヤー2全体の環境改善につながるでしょう。
なぜなら、オプティミズムは現在、レイヤー2市場を大きく支えているから。
その秘密は、開発ツール「OPスタック」の提供。
これによって、オプティミズムのパワーを借りながらチェーン開発が可能。
料理でたとえると、カレーを作るための〝カレールー〟的な存在。
アイデア(具材)さえ準備すれば、 コスパよくチェーン(カレー)が作れる、 魔法のツール(ルー)なんです。
その「OPスタック」を使って今、数多くのチェーンが作られています。
バイナンス⇒opBNB
コインベース⇒Base
マンタネットワーク⇒Manta Pacific
...など。
中でもBaseは、イーサリアムの取引量超える日もあったり、めちゃくちゃ使われて盛り上がってます。
オプティミズム=レイヤー2のコンセントとして、 強力なパワー=電力を提供しているんです。
その大元に『FPS』が加わることで、電力提供先の環境改善にもつながります。
現在、テストネット稼働中。
実装が、今から待ち遠しいですね。
■ まとめ
今回は、オプティミズムの新装置『FPS』について見てきました。
現在レイヤー2市場では、「開発ツール戦争」が起きています。
オプティミズム⇒OPスタック
zkSync Era⇒ZKスタック
ポリゴン⇒Polygon CDK
...など、多くのチェーンが自社パワーを提供中。
つまり、「うちの方がパワー強いよ!」という筋肉自慢大会w
現状の採用率を見ると、「OPスタック」優勢。
今回の『FPS』登場で、「OPスタック」がさらに頭1つ2つ飛び出てきそうですね。
レイヤー2の過去〜未来まで、以前のメルマガで詳しく解説しました。コチラもご一緒にどうぞ〜
📔編集長コラム
このたび、『クリプト模試』をローンチします!
日時は、10月13日(金)〜。
noteにて、販売スタートさせます。
>> アカウントはコチラ
「仮想通貨の偏差値」をサクッと測定できます。
また、特典なども用意し、その後の学力アップもサポート。
仮想通貨を触っていく上で、リテラシーの高さは必須。
お金を増やす / 守るための知識を、楽しく上げていきましょう!
ではまた〜!